統一教会の子育ての問題点2
*何が間違っていたのか*
前回の続きです。
息子が元気に生きることが出来ない理由は何か?ということをしばらく考えています。
私が教会を辞めるきっかけはそこから来たと思います。
多少は後ろめたい事もありましたが、教会の中で言われている事は、それなりにやって来たという気持ちがありました。
それなのに何故?と思っていました。
統一教会の教えを受けながら、自分では世界に視野を向けて意識が広いと思っていました。
ところが、そうではない事に次第に気づいてきたのです。
*父親の立場が弱い*
統一教会では、男性の立場は弱いケースが多いように思います。
私など今だに1ヶ月の小遣いは1万円です。
どうして男性の立場が弱いのでしょうか?
統一教会の教えである統一原理では、世の中の不幸の原因は人間の心の中に悪の心があり、それはアダムとエバの失楽園物語の時の堕落という出来事から始まったとされています。
その堕落からの救いは再臨主によってもたらされます。
結婚をする時に、再臨主と女性が精神的に結婚して救われた女性によって、男性が産み変えられると言われました。
この理屈を原点として、自分の中に妻に対して強く出れない気持ちが生まれたのではないかと思います。
立場の弱さです。
妻の方が神に近いという思いが、意見が不一致した時は妻に譲ってきたように思います。
しかし、子供が思うように育たない状況を見ながら、夫の立場の弱さが影響しているように思えました。
実際、夫が教会の職員をしている家庭は比較的子供が安定しているように思えたのです。
そんな中で、林道義先生の本に出会いました。
この本は、私にとっては、とても大きな事を教えてくれました。
父性の欠如については、おそらく統一教会に限った事ではなく現代の日本に多くありがちな状況だとも思いました。
昔、ダメおやじという漫画がありましたね。
ダメおやじではいけません。