統一教会から逃げてきた男

長年通った教会を辞めて新たな生き方を模索しています

結局、祝福受けても不幸から脱出していない

結局、問題が解決していないと思います。

 

そもそも統一教会で感じた希望は、人間の不幸の原因を断ち切って、新しい幸福な人生が得られるというものでした。

 

統一原理によると、人間の世界で戦争を始めとする様々な苦しい歴史の原因は、人間の心の中にある善と悪の矛盾した性質からきているとされております。

人間には堕落性という後天的な悪なる性質があり、アダムとエバの堕落の結果生じた原罪から生じた性質だと聞きました。

どんなに人格を磨いて修行しても原罪がある限り問題は解決しない、原罪を断ち切らなければ真の幸福は得られない。

だから、その悪なる血統から、祝福結婚によって神の血統に戻ることによって、幸福な世界が実現できるのだと・・・。

 

私はその話を信じてしまい、自分の子供は原罪のない神の血統になるところに希望を感じていました。

 

しかしどうでしょう。

自分の子供が成長するに従い、様々な問題が発生するし、他の祝福家庭を見ても難しい問題を見るようになりました。 

教会では、それらの問題に対して、我々には遺伝的な悪い因縁や怨みのある霊人の影響がある事が原因だという考えが広まってきました。

その解決方法が清平での解怨役事です。

 

変な話です。いつのまにか話が逆転して、祝福を受けて原罪を清算しても、歴史的な悪因縁がある限り、幸福にはなれないというのです。

 

これでは、私たちが地上に生きている間に自分が幸福になるとか平和になるとかは思えなくなってきます。

自分も家族も問題だらけだけども、何百年か先の幸福の為に一生をかけるなんて馬鹿らしくなってきます。

結局、何も問題は解決していないし、解決の見込みも怪しいのではないかと思います。