映画、「君の名は」を見て
テレビで放映されたアニメ「君の名は」を見ました。
録画して2回見ました。最初は子供が見るものかなと思いました。
予想に反して面白かったです。
男の子と女の子の心が入れ替わるというところから始まり、映画「転校生」のような感じかなと思いましたが違いました。
考えさせられた事の1つは、「現実とは何か?」ということです。
主人公の、たき、と、みつはは、確かに入れ替わって、スマホのやりとりなどの証拠もありました。
しかし、その証拠が無くなり、2人の交流が無くなってしまってからは、2人の記憶が夢だったように思えてきます。
そして時間の経過と共に、記憶さえも無くなってしまいます。
人間は目に見える現象に大きく捕らわれてしまうことを改めて感じました。
私の経験と照らし合わせて、あるあるだと思ったのは、夢を見て、目覚めたときには、その内容を覚えていても急激に忘れてしまい、なんだっけ?と思い出せない時の気持ちに似たような描写があり、共感する思いがしました。
お互いの引き合う気持ちや、若い頃の押さえきれない気持ちなどを思い出したりして、新鮮な映画でした。